38歳で米民主党代表選出馬の Buttigieg 氏 はブダジェッジか、ブティジェッジか

2020年11月の米大統領選に向けた民主党の候補者選びが始まっている。その中で頭角を現しつつある38歳のピート・ブダジェッジ氏。原語のフルネームは Peter Paul Montgomery Buttigieg で、彼の姓 Buttigieg をどう発音するかは英語話者にも難しいらしい。 “38歳で米民主党代表選出馬の Buttigieg 氏 はブダジェッジか、ブティジェッジか” の続きを読む

建物の「ビル」って ‘BILL’ ?

京都の木屋町通りで見つけたビル
「ビル」のことがBillと書かれているような。
訪日客が見たら「領収書」のことかと思わないか心配になった。

2019年10月に京都へ友達に会いに行ったら、木屋町通りでこんなビルを発見。あまりのおもしろさに写真を撮ってしまった。カタカナ表記では「コリキビル」という名前らしいが、上のローマ字表記(?)か英語表記(?)では KORIKI BILL となっている。

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「アメンボ」「水馬」「水黽」:生物名のカタカナ表記と漢字表記

小六の娘が学校から『豊かな心と言語感覚を育てる音読集6 しおさい』(光文国語教材研究会編、光文書院)を持って帰ってきて、音読の宿題を始めた。

その中に北原白秋の「五十音」という詩があった。

あめんぼ あかいな。ア、イ、ウ、エ、オ

で、おなじみの詩である。アナウンサーや役者志望の人たちが滑舌をよくするためによく暗唱するものだ。『ガラスの仮面』で北島マヤが暗唱していたような、曖昧な記憶だが。

だが、私が知っていたのは最初の一行だけで、あとはカ行すら出てこない。

この教材には縦書きで、以下のように書かれている。

水馬赤いな。ア、イ、ウ、エ、オ。
浮藻に小蝦もおよいでる。

柿の木、栗の木。カ、キ、ク、ケ、コ。
啄木鳥こつこつ、枯れけやき。

大角豆に酢をかけ、サ、シ、ス、セ、ソ。
その魚浅瀬で刺しました。

…と続いて行くわけだが、私が驚いたのは、「水馬(あめんぼ)」「啄木鳥(きつつき)」「蛞蝓(なめくじ)」「蝸牛(まいまい)」など生き物の名前が漢字で書かれていたことだ。

最近は、植物でも動物でも生物の名前をカタカナで書くようになっているため、それが日本語由来のものなのか、外国語由来のものなのかはっきりしない。この本のように漢字に振り仮名が付いていれば、語構成が明白で覚えやすいものをと思う。

例えば、「セイタカアワダチソウ」とカタカナで書かれると読むのも一苦労だが、「背高泡立ち草」だと読みやすいし名前も覚えやすくないだろうか。

ただ、「水馬」を「あめんぼ」と振り仮名なしで読める人は少ない。生物名にはこういった当て字が多く、読めない人が多いため、カタカナ表記するようになったのかもしれない。

だが、子どもの頃にルビ付き漢字表記に触れておくかどうかは、意外と重要なことではないかと思う。「蒲公英(たんぽぽ)」「紫陽花(あじさい)」「秋刀魚(さんま)」など知っていて損はないと思う。

「あめんぼ」を「水馬」と書くのは中国語由来らしいが、中国語でも俗称らしい。中国語の辞書で引いても「あめんぼ」の意味は出てこない。《水龟shuǐguī》というのが正式な中国語のようだ。

日本語でも「あめんぼ」と入力して漢字変換すると「水黽」の漢字しか出てこない。

中国語で「水馬」と書くと人や車の流れを遮り、道路を封鎖したりするときに使うプラスチック製の柵を指すらしい。この中に水を入れて重くし、いくつも並べて使用するのだ。

ちなみに中国語の「水馬」をGoogle翻訳にかけてみたところ、日本語は「水の馬」だそうだ。

「喫煙(きつえん)」《吸烟 xīyān》《吸菸 xīyān》:「タバコ」「煙草」「莨」

台北捷運 MRT《市政府》駅から少し歩いたところにある松山文化創意園區には元タバコ工場をリノベした展示館群がある。ここのことを《松菸》というのだが、当初この《菸》という漢字が読めず、調べてみた。 “「喫煙(きつえん)」《吸烟 xīyān》《吸菸 xīyān》:「タバコ」「煙草」「莨」” の続きを読む

「的・得・地」の区別があいまいな台湾国語:《命中注定我愛你》第9話から

Youtubeにしつこくあがってくる動画:2008年の台湾ドラマ《命中注定我愛你》『あの頃私たちが大泣きしたあのシーン』というようなタイトルのついたダイジェスト動画をついついクリックしてしまった。 “「的・得・地」の区別があいまいな台湾国語:《命中注定我愛你》第9話から” の続きを読む

句読点の使い方 日本語 vs. 中国語

中国語の句読点「標点符号」の使い方は日本語を母語とする中国語学習者、つまり私にはとても難しい。中国語の場合、文がどこで切れるかは形式で決まるのではなく、内容を考えて決めなくてはならないからだ。

しかし、日本語学習者にとって句読点は何も難しいことはないはずだ。なぜなら、終止形が来ていれば句点「。」中止形が来ていれば読点「、」を打てばいいだけなのだから。

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