ロイヤルバレエinシネマ『ラ・バヤデール』

初めて『ラ・バヤデール』全幕を見た。ナタリヤ・マカロワ版ヌニェス・ムンタギロフ・オシポワ主演。白いチュチュに白い布の先を指に付けてひらひらさせる女性たちの踊りと全身金ピカの仏像(ブロンズ・アイドル)が象徴的なあの『ラ・バヤデール』である。 “ロイヤルバレエinシネマ『ラ・バヤデール』” の続きを読む

まさにファム・ファタル:英国ロイヤルバレエ『マノン』

土曜日、映画館で英国ロイヤルバレエ『マノン』を初めて見た。

若い恋人とパトロンの間で心を引き裂かれる女性のお話という意味では『椿姫』とよく似ている。竹宮恵子『風と木の詩』にちらっと名前が出てきたのを見かけて以来、この二つの区別がずっとつかなかったのだが、それは『椿姫』の話の中に『マノン・レスコー』が象徴的に使われているせいのようだ。 “まさにファム・ファタル:英国ロイヤルバレエ『マノン』” の続きを読む