趣味(しゅみ)と興味(きょうみ)/《兴趣 xìngqù》と《爱好 àihào》

例1:その人の趣味によって大学の専門を選択するべきです。✕

これは心理学専攻の大学3年生の中国からの留学生が言った文である。流暢とは言えない日本語ではあるが、決して日本語を学び始めて半年や1年の学生ではない。

これまで多くの中国語を母語とする日本語学習者を教えてきたにもかかわらず、私は不覚にも「は? いったいなぜ趣味で専門を決めなくてはならないのか」と思ってしまった。 “趣味(しゅみ)と興味(きょうみ)/《兴趣 xìngqù》と《爱好 àihào》” の続きを読む

ビジネス日本語:留学生の会話力の弱さ

今年度からビジネス日本語を担当している。最近は学部留学生への日本語授業ばかりだったので、アカデミックな日本語の習得を目指していた。それがいきなりビジネス日本語と言われ、少々困惑しながら、様々な教科書に目を通し、試行錯誤を繰り返した前期がなんとか終わった。 “ビジネス日本語:留学生の会話力の弱さ” の続きを読む

日本語学習者の間でだけ通じてしまう「ジンリョク(人力)」とは?

この一週間やたら「ジンリョク」ということばを聞かされた。

介護労働力不足の解決策について議論する際、韓国語母語話者の学生がジンリョク、ジンリョクと連呼しながら熱弁をふるった。

ジンリョクの不足を補うためには、給料を上げる必要があります」
ジンリョクの確保のために必要なのは、お金だけではありません」 “日本語学習者の間でだけ通じてしまう「ジンリョク(人力)」とは?” の続きを読む

自分の意見か、他人の意見か:テイルの不思議

留学生に限らず、昨今レポートを提出させるとコピペだらけだそうだ。「コピペ」ということばは中国語を母語とする留学生にはあまり浸透していないので、ことの重大さを理解してもらうために、「剽窃(ひょうせつ)」と “自分の意見か、他人の意見か:テイルの不思議” の続きを読む

ちょっと感心した言い間違い:「たまつくり」

大阪で初めて教えた日本語学校は環状線の沿線にあった。私は当時京都に住んでいて、毎日電車で通った。その学校はほとんどの学生が中国東北地方から来た朝鮮族で、中国語と朝鮮語のバイリンガルだった。漢字も読めるし、助詞にも強い。 “ちょっと感心した言い間違い:「たまつくり」” の続きを読む