漢字が複雑なわりにはドラマにしばしば現れる。耳になじんですでに久しい。だが、当初字幕に出たこの難しそうな漢字を見たときはため息が出た記憶がある。 “尴尬 gāngà ばつが悪い” の続きを読む
仮眠と仮病と休暇
『ニューアプローチ基礎編』第15課は富士登山の話で、八合目の山小屋で仮眠をとるという話が出てくる。
本文読解の前に新出語の意味を確認していたら、学生の一人が「仮眠」の意味がわからないと言った。 “仮眠と仮病と休暇” の続きを読む
ドラマと方言
2011年顧長衛監督の中国映画『最愛』(郭富城、章子怡主演)で、驚いたのは香港四天王の一人である郭富城が陝西省方言を話していたことだ。汚い恰好で田舎モノを演じているのにも驚いたが、 “ドラマと方言” の続きを読む
形容詞「おいしいでござる」「おいしゅうござる」
中1の息子が学校で薦められ、基礎英語1を聞いている。私も弁当を作りながらお付き合いする。特に興味深いのは、各回のダイアログに「タマザエモン」というサムライのロボットが出てくることである。 “形容詞「おいしいでござる」「おいしゅうござる」” の続きを読む
「傑作」と「ケッサク」
日本語作文の授業の終わりがけのことである。一人の韓国の男子学生がたった今書き上げた作文を提出に来て、こう言った。
「なかなか名作だと思います」 “「傑作」と「ケッサク」” の続きを読む
♬走る~コケる~血が出る~♪
今日の午後、サンプラザ中野が西宮ガーデンズへ新しいミニアルバム『Runner』の宣伝に来たらしい。息子(中1)が一人で見に行き、生であの『Runner』を聞いてきたと言う。 “♬走る~コケる~血が出る~♪” の続きを読む
鍵失うてしもたんか:子どもが聞いてもわからない方言語彙
グローバル化が進むのはたいへん好ましいことではあるが、本来その言語にあった豊かな語彙がどんどん淘汰され、均質化していくのを残念に思うこともある。 “鍵失うてしもたんか:子どもが聞いてもわからない方言語彙” の続きを読む
香港の《長者》は大金持ちではなく…さて?
2018年2月10日から二泊三日で香港旅行に行った。金鐘Admiraltyでトラムを待っていたとき、なかなか来なかったので、しげしげとトラムの料金表を眺めていた。すると、《長者》の文字。 “香港の《長者》は大金持ちではなく…さて?” の続きを読む
『丹下左膳餘話 百萬兩の壷』(1935)
2018年3月28日、戦国武将好きの小6男子2名、小4女子1名を連れて近くの公民館に『丹下左膳餘話 百萬兩の壷』(1935,昭和10)を見に行った。大河内傳次郎主演、 “『丹下左膳餘話 百萬兩の壷』(1935)” の続きを読む
中国語の《營業》と日本語の「営業」にはズレあり
2年ほど前、日本語の文法の授業で「営業職に向いていない」という例文が出てきた。
「営業職」がどんな仕事をするのか学生たちに尋ね、 “中国語の《營業》と日本語の「営業」にはズレあり” の続きを読む