なんとインパクトの強い音だろう。
フランス語起源の英語の単語、debris からの外来語。
研究社『英和中辞典』によると、debris の意味は、 “燃料デブリ” の続きを読む
言語に関する小さな発見と実り多き日々のあれこれを綴ります
留学生に限らず、昨今レポートを提出させるとコピペだらけだそうだ。「コピペ」ということばは中国語を母語とする留学生にはあまり浸透していないので、ことの重大さを理解してもらうために、「剽窃(ひょうせつ)」と “自分の意見か、他人の意見か:テイルの不思議” の続きを読む
加古川、姫路など兵庫県の西の方で話されている播州弁にテ敬語というのがある。
「明日パーティーに行ってですか」
(明日パーティーにいらっしゃいますか)「昨日パーティーに行ってでしたか」
(昨日パーティーにいらっしゃいましたか)
大阪で初めて教えた日本語学校は環状線の沿線にあった。私は当時京都に住んでいて、毎日電車で通った。その学校はほとんどの学生が中国東北地方から来た朝鮮族で、中国語と朝鮮語のバイリンガルだった。漢字も読めるし、助詞にも強い。 “ちょっと感心した言い間違い:「たまつくり」” の続きを読む
教師をしていていつも思うのは、私が教えていることよりも私が教えてもらうことの方がよほど多いということである。それは学習者の産出する日本語から日本語の発音や文法の特徴を学ぶといった側面もあるが、新しい情報が得られるという側面も大きい。 “留学生から学んだ二つの名言” の続きを読む
英国のテレビシリーズ『シャーロックSHERLOCK』は、アンドリュー・スコットAndrew Scott演じるジム・モリアーティーJim Moriartyが絶品だ。 “Miss me? と I.O.U.” の続きを読む
中国語の《告诉》は日本の漢字だと「告訴」となり、まるで裁判を起こすかのような構えになるが、中国語ではただ「告げる、言う」というだけの意味である。 “《我告诉你》の 诉sù の母音” の続きを読む
中国語で《给我》をつけるとどうも怒っていることを示すらしいと気づいたのは、 “《给我出去!》と「教えてあげない」” の続きを読む
3歳ぐらいまでの子どもの発話にはいろいろと興味深いものがある。
1~2歳くらいの頃は、初めの音だけ、最後の音だけで済ませることが多い。
息子は「カンガルー」を見ても「みかん」を見ても「カン」と言ってた。 “子どもの発話:「プジェレント」と「あらげ」” の続きを読む
ここしばらく毎年春休みには英語学習をしていたのだが、今年は休むことにした。だが、少しは英語を耳に入れておいたほうがよいかと思い、アメリカのテレビドラマ『ゴシップガールGossip Girl』をDVDで見返している。 “日本語のミニマル・ペア:チャックとジャック” の続きを読む