「砂漠を森林に還元する」? 上級語彙はコロケーション(語の連結)に注意!

会話の授業で環境問題をテーマにした課を扱った。今日はその課で出てきた漢語の読み方と短文作りをクイズで出した。
その中に「還元」という語があった。教科書『日本語超級話者へのかけはし―きちんと伝える技術と表現』(p.117)に出ていた例文は次のようなものだ。 “「砂漠を森林に還元する」? 上級語彙はコロケーション(語の連結)に注意!” の続きを読む

英単語学習アプリ『究極英単語』無料枠が1日50問…物足りないぐらいでいいのかも。

英検1級用の単語カードを作る時間がなかなかとれないため、スマホで勉強できないか無料アプリを試している。今日まで4日間『究極英単語』というアプリを使ってみた。 “英単語学習アプリ『究極英単語』無料枠が1日50問…物足りないぐらいでいいのかも。” の続きを読む

台湾でテレビの中国語ニュースが全く聞き取れないことに愕然としたこと

今朝の新聞を見て一つ大きな発見をした。といっても、私にとっての大発見でしかないが。台北1泊旅行から帰って3週間余り経つのだが、11月1日の晩にテレビで見たニュースの内容が全く理解できなかった理由がわかったのだ。そのニュースとは… “台湾でテレビの中国語ニュースが全く聞き取れないことに愕然としたこと” の続きを読む

11月11日は《光棍節(独身の日)》:中国語の《単身》に恋人のいる独身が含まれない話

11月11日は何の日? 日本で認知度の最も高いのは「ポッキーの日」だろうか。しかし、2018年11月11日の朝日新聞には「ポッキーの日」の文字はいっさいなく、「介護の日」「イレブンの日(BS11)」の文字が踊っている。日本記念日協会によると11月11日は46件もの記念日登録があるらしい。 “11月11日は《光棍節(独身の日)》:中国語の《単身》に恋人のいる独身が含まれない話” の続きを読む

台湾郷土愛で見直される《台客》スタイルとカラフルなゴム草履

台湾の中国語でしか言わないかもしれないが、《他很台》(彼はとても台湾らしい)とか《台客》という言い方を一時よく聞いた。確か《康熙来了》でアシスタントの陳漢典がチンピラ風の姿で現れた際、司会者の蔡康永・徐熙娣の二人に言われていて、調べた記憶がある。 “台湾郷土愛で見直される《台客》スタイルとカラフルなゴム草履” の続きを読む

「奮発」と「キヨブタ」

初めての結婚記念日に「奮発して」高級レストランを予約していたのに、突然残業しなくてはならない事態が勃発する。さて、あなたは残業する?

というような問題が『上級レベル ロールプレイで学ぶビジネス日本語』に載っていた。

「奮発する」という漢字だけ見ていると、金銭との関わりが感じられない。中国語母語の学習者たちはどう理解するのだろうと思っていたら、やはり「①気力を奮い起こすこと、発奮」(『デジタル大辞泉』)という意味で捉えていた。 “「奮発」と「キヨブタ」” の続きを読む

《小三》と《小王》:《誰先愛上他的》

中国語で《愛人》は妻や夫を指し、日本語の「愛人」にあたる人のことは《第三者》と言う。90年代に中国語を習ったときはそれがちょっとした驚きだった。それが、気が付くと《第三者》は《小三》と呼ばれるようになっていた。

映画《誰先愛上他的》を見るまでは、この《小三》が女性の《第三者》専用だとは知らなかった。男性の《第三者》は「三」に一本「棒」を加えて、《小王》と言うのだそうだ。 “《小三》と《小王》:《誰先愛上他的》” の続きを読む