子どもの貧困についてレポートを書く課題を出すと、一人ならず「世代」と「世帯」を打ち間違えてくる中国語母語話者がいる。
意味がわかっていないわけではないと思う。
「せだいsedai」と「せたいsetai」は有声無声のミニマルペアだから? それも大きな理由の一つだが、もう一つ理由があると私は踏んでいる。 “「世代」と「世帯」:中国語母語話者には同音異義語?” の続きを読む
言語に関する小さな発見と実り多き日々のあれこれを綴ります
子どもの貧困についてレポートを書く課題を出すと、一人ならず「世代」と「世帯」を打ち間違えてくる中国語母語話者がいる。
意味がわかっていないわけではないと思う。
「せだいsedai」と「せたいsetai」は有声無声のミニマルペアだから? それも大きな理由の一つだが、もう一つ理由があると私は踏んでいる。 “「世代」と「世帯」:中国語母語話者には同音異義語?” の続きを読む
漢字が複雑なわりにはドラマにしばしば現れる。耳になじんですでに久しい。だが、当初字幕に出たこの難しそうな漢字を見たときはため息が出た記憶がある。 “尴尬 gāngà ばつが悪い” の続きを読む
『ニューアプローチ基礎編』第15課は富士登山の話で、八合目の山小屋で仮眠をとるという話が出てくる。
本文読解の前に新出語の意味を確認していたら、学生の一人が「仮眠」の意味がわからないと言った。 “仮眠と仮病と休暇” の続きを読む
2018年2月10日から二泊三日で香港旅行に行った。金鐘Admiraltyでトラムを待っていたとき、なかなか来なかったので、しげしげとトラムの料金表を眺めていた。すると、《長者》の文字。 “香港の《長者》は大金持ちではなく…さて?” の続きを読む
2年ほど前、日本語の文法の授業で「営業職に向いていない」という例文が出てきた。
「営業職」がどんな仕事をするのか学生たちに尋ね、 “中国語の《營業》と日本語の「営業」にはズレあり” の続きを読む
こういうことを言い出す中国語母語の日本語学習者に出会ったことはないだろうか。
これは中国語のある構文をそのまま日本語に逐語訳 “あなたどこ行く、私どこ行く。:世にも奇妙な中国語の文法” の続きを読む
英国のテレビシリーズ『シャーロックSHERLOCK』は、アンドリュー・スコットAndrew Scott演じるジム・モリアーティーJim Moriartyが絶品だ。 “Miss me? と I.O.U.” の続きを読む
日本で「叶」という漢字は、「かのう」という姓でも使うし、「夢を叶(カナ)える」と動詞に使いもするが、中国の《叶 yè》は「葉」の簡体字である。
いつも悩ましいのは、 “「叶」と「葉」” の続きを読む