ロイヤルバレエinシネマで『うたかたの恋』を見た。絡みつくような、そして尚且つ、アクロバティックなパ・ドゥ・ドゥに圧倒された。ケネス・マクミラン振付のバレエは『マノン』『ロミオとジュリエット』とどれも暗いが、これは極めつけに暗い。 “ロイヤルバレエinシネマ『うたかたの恋』スティーブン・マックレー&サラ・ラム” の続きを読む
外国人受け入れに際し、重要なのは相手の立場を思いやる気持ち
相撲界が高見山をハワイから受け入れたとき、きっとさまざまな問題が取り沙汰されたことと思う。小錦、曙、武蔵丸と続くハワイ出身の力士が相撲界に定着し、昇進していった。それが今ではモンゴルをはじめ、各国からの外国人力士が幕内力士の3~4割を占める。 “外国人受け入れに際し、重要なのは相手の立場を思いやる気持ち” の続きを読む
好きで楽しんでやっている人にはかなわない
2018年12月1日兵庫県立芸術文化センターでのマリインスキーバレエの『ドン・キホーテ』で見た永久メイの可憐なキューピッドが忘れられない。正確でありながら、実に伸びやかに楽しそうに踊っていた。 “好きで楽しんでやっている人にはかなわない” の続きを読む
止めて魅せるマリインスキーバレエ『ドン・キホーテ』
2018年12月1日兵庫県立芸術文化センターでのマリインスキーバレエ『ドン・キホーテ』、すばらしかった。メインダンサーたちが美男美女ぞろいな上に踊りも魅力的で、もう今日は大満足。 “止めて魅せるマリインスキーバレエ『ドン・キホーテ』” の続きを読む
シュツットガルトバレエ ジョン・クランコ版『白鳥の湖』
2018年11月17日(土)は待ちに待ったシュツットガルトバレエの『白鳥の湖』。かなり左の方ではあるが、4列目といつもになくいい席がとれた。 “シュツットガルトバレエ ジョン・クランコ版『白鳥の湖』” の続きを読む
マシュー・ボーンの『白鳥の湖』:とっても現代的でリアルな物語
マシュー・ボーンは『白鳥の湖』が出世作だというので見てみた。1995年初演のアダム・クーパー主演のものではなく2012年版だった。【ネタバレあり】 “マシュー・ボーンの『白鳥の湖』:とっても現代的でリアルな物語” の続きを読む
マシュー・ボーン『シンデレラ』in cinema
小5の娘を連れて映画館にマシュー・ボーンの『シンデレラ』を見に行った。白髪の80歳ぐらいの老夫婦が私たちの席の一つに座っていた。券を見せて移っていただくのも気の毒なくらいのお年だったが、日曜日でけっこう埋まっていたので、やむをえなかった。
席に座ってから、あたりをきょろきょろと見まわした娘が私の耳元でささやいた。
娘「これってほんとに『シンデレラ』なん?」
母「なんで? 子どもが一人もいーひんから?」
うなずく娘。確かに日曜日だとういうのに、子どもは誰も来ていなかった。 “マシュー・ボーン『シンデレラ』in cinema” の続きを読む
バレエダンサーと足の骨格
友人の娘さん(中3)がプロのバレエダンサーを目指し、できれば日本の高校へは行かず、ヨーロッパのあるバレエスクールに行きたいと思い、そこのサマーコースに参加した。サマーコース中にオーディションがあり、成績が良ければ正式なコースへの入学許可が下りる。 “バレエダンサーと足の骨格” の続きを読む
リアム・スカーレット版『白鳥の湖』in シネマ
ロイヤルオペラハウス in シネマでヌニェスとムンタギロフ主演の『白鳥の湖』を娘と見てきた。 “リアム・スカーレット版『白鳥の湖』in シネマ” の続きを読む
まさにファム・ファタル:英国ロイヤルバレエ『マノン』
土曜日、映画館で英国ロイヤルバレエ『マノン』を初めて見た。
若い恋人とパトロンの間で心を引き裂かれる女性のお話という意味では『椿姫』とよく似ている。竹宮恵子『風と木の詩』にちらっと名前が出てきたのを見かけて以来、この二つの区別がずっとつかなかったのだが、それは『椿姫』の話の中に『マノン・レスコー』が象徴的に使われているせいのようだ。 “まさにファム・ファタル:英国ロイヤルバレエ『マノン』” の続きを読む