9/26(水)リレーの練習中に右足首を捻挫した娘。9/30(土)に迫っていた運動会に出られないと思い、大泣きしたと言う。
娘にとって運動会は、自己肯定感を高められる数少ない行事の1つである。それに出られないとあっては一大事だ。折しも台風が接近していた。娘は運動会が延期になることを祈った。
すると、ラッキーなことに本当に雨で延期になり、10/3(水)になった。一週間もたてば、きっと運動会に出られるはずだと娘も私も喜んだ。
だが、実際は火曜日になってもまだ足の腫れが残っていた。一週間安静にしていたぐらいでは治らないようで、痛みも残っているらしい。
歩くだけでもそろそろと右足をかばいながら歩いているのに、突然リレーで走ったりしたら危ないと、私も夫も担任の先生も娘への説得を試みた。
娘の出場種目は100m走、騎馬戦、選手リレー、組体操の4つ。組体操の馬跳びはさすがにやめることに同意したらしいが、リレーはどうしても出たいと言って聞かない。私が出ないと負けると言う。いやいや、そんな足で出たらよけい負けるかも。
平日開催だったため、私は午後から仕事で娘のリレーと組体操は見ることができない。何を言っても意志を曲げようとしないし、私が止められるわけでもないので、最後は自分で決めるように言った。
まずは、100m走。なんだか怪しげな走りだったが、2位をとった。捻挫する前でも1位の男の子には勝てていなかったので、十分な結果だった。
そして、いよいよリレー。私は見られなかったが、報告をお願いしたママ友から届いた写真では、どうも捻挫の足をかばいながら一人抜かして一位でバトンを渡したらしい。最終的には娘のチームは2位になったらしいのだが、それでも、きちんと仕事ができて大満足で帰宅した娘であった。
幼いころから、娘がこれと思ったことをやり遂げる力には、ものすごいものがある。わが娘ながらこの意志の強さには舌を巻く。これは彼女の大きな美点である。いったん思い定めると運までが娘に味方するように思う。
だが、娘が「これ」と決めて打ち込むものは、今のところ多くない。娘の人生で、思う存分打ち込みたいと思えるものが、早く定まることを強く願うばかりである。