UK旅行と子どもの自立と自律

UKに行きたいと言い始めてもうすでに3年ほど経つ。

実は私はUKに足を踏み入れたことがない。1997年夏にヨーロッパ旅行をしたときも、UKとスイス、北欧は物価が高くて行けなかった。フランスからドイツ、ポーランド、チェコ、オーストリア、イタリアを周遊した。

UKに行きたいと思ったのは…最初はハリーポッター、次はダウントンアビーとSHERLOCKのロケ地めぐり。今は英国ロイヤルバレエ。

もともとは息子の受験が終わった2018年2月に行こうと思っていたが、香港行きが決まり、お流れに。それに、2月は寒いし、日照時間も短すぎる。やはりヨーロッパは夏行かないと。

そして、次のねらい目は2018年9月上旬。つい昨日まではそれも無理かぁとあきらめかけていた。だが、大阪駅LUCUA1100の蔦屋書店で旅行書コーナーを見ていたら、ふと思ったのである。ロンドンも行きたいけど、パリももう一度行きたい。フィンランドやスウェーデンにも行きたいのに、さっさとUKへ行かないと北欧に行く頃はものすごいおばあさんになってしまう。

近場の台湾や上海は年を取ってからでも行けるが、ヨーロッパは早く行かないと長いフライトや時差に体が耐えられなくなる、と母や義母の様子を見ていて思うのである。子どもが成人してからゆっくり…などと言っていては遅いのである。

幸い今の仕事は長期休暇がある。子どもたちも自分のことは自分でできる年ごろになってきた。それでも、私が世話を焼いていては、いつまで経っても子どもたちは自立しない。脱いだパジャマをたたんだり、給食で使った箸を出したりといった非常に簡単で単純な身の回りの用事すら、面倒くさがって自分でしないのである。これではいけない。

東京で会った友人にうちと同じ年頃の子どもを育てている人がいる。彼女は子どもが生まれて間もない頃から、子どもを「自分で生活できる人」にすると、言ってきた。

彼女の言う「生活できる人」とは自分の食い扶持を稼いでくるという意味ではなく、家事ができるという意味である。

そして、現に彼女の息子たち(中1と小4)は母が仕事に行って遅い日、洗濯物をたたみ、簡単な夕食の準備ならできるようになっているそうである。ああ、なんてすばらしい。

本当に大事なのは、学力云々という以前に自分で身の回りのことができるという生活力だと思うのだ。生活力を育まずして自律の精神は育めないし、真の学力を身に付けるには自律学習が必要で、そのためには自分の身の回りのことが言われなくてもできるようにならないと。やはり母親が一人で家事をすべてこなしていては行けないのである。たまにはいなくなる必要があるのではないだろうか…。

などとかなり自分に都合のいい理由かとも思うが、これもUK行きを実現させるためには重要な要素であるので、夏休みに子どもたちへの家事指導を徹底しようと思う。

そして、今年こそUKへ行くぞ。さあ、航空券の予約だ!

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