Netflix と UQ WiMAX の通信速度制限

2019年3月20日は我が家のSoftbank光の解約日で、3月21日から自宅のWi-Fiはワイヤレスゲートのルーターで UQ WiMAX を使用することになった。今までの固定回線では通信速度制限など全く心配する必要がなかったため、Wi-Fi使用量がどの程度なのか全く把握していなかった。

UQ WiMAX だけではないが、ホームルーターやモバイルルーター使用の場合、直近3日間の通信使用量の合計が10GBを超過すると、18時から翌2時までの8時間の間、速度制限がかかるという規則がある。

結果、UQ WiMAX の本格的な使用開始後3日目の3月23日から4月7日の今日に至るまで、すでに16日連続の通信速度制限が続いている。ただし「連日」と言っても速度制限がかかるのは夜だけなので、昼間に大きな支障はない。最大の被害者はその時間しかうちにいない夫だ。

それにしても、この17日間の使用量を見てみると、3.3GBを超えなかった日はたった2日しかない。これにはきっとNetflix の1か月無料お試し期間で動画を見まくっていることが関係しているにちがいない。

HD画質で2つのデバイスまで視聴できるスタンダードプラン(月額税込1,200円)にしたのにこの通信量。4Kの超高画質を4つまでのデバイスで視聴できるプレミアムコース(月額税込1,800円)を選んでいたら、映画が停まりまくっていたのかもしれない。そもそも4k画質のディスプレイがないからなのだが。

昨日で Netflix のお試し期間が終了したので、今後は通信料が下がるだろう。それにしてもコンセント式ルーター使用自宅Wi-Fiの弱さを思い知った春休みだった。まだ実際の請求が来ていないので、Softbank光のときと比較してどの程度安くなるのか不明だが、通信速度制限に関しては大きな痛手を被った気分である。

ただ、Softbank光がそこまで快適に使えていたかというと、そうでもない。早朝でも夜でもつながりにくいと感じたことは一度や二度ではなかった。そのときは、つながらない理由が把握できなかったため、責任の所在が分からなかったというだけだ。

ついでにNetflixの1か月お試しの感想も述べておきたい。

まず、Netflix側の問題として、思ったほど見たいものがそろっているわけではないという点だ。古い映画やドラマならけっこう見られるのかと思いきや、意外と少ない。少しずつ入れ変わって行っているようだが、見たい映画が決まっている場合は動画配信サービスでは見られる確率が低いということを知った。

ちなみに見たかったが、なかった映画は『ブラック・スワン(2010)』『プライドと偏見(2005)』『つぐない(2007)』『わたしを離さないで(2010)』『プラダを着た悪魔(2006)』『きっと、うまくいく(印2013)』などである。この中から見なさいという枠が設定されている点、まるで飛行機の中のシステムのように、見たいものの好みを操作されかねない。当然マイナーな作品は上がってこない。

字幕の種類が少ない映画があるのも気になった。ドラマ『アウトランダー』には英語、日本語以外にも他言語の字幕があったため、何にでも数種類の字幕があるのかと思いきや、仏語で話す『17歳』は原語(仏語)の字幕が出ず、残念だった。

しかし、Netflixなど動画配信サービスの最大の問題点は、視聴者自身が視聴時間のコントロールができなくなってしまいがちであることである。映画はまだ2時間程度で終了するからよいとしても、ドラマは次から次へとエピソードが始まってしまい、やめられなくなる。挙句の果てに外へ出かけるのも億劫になり、運動不足になるのも困りものだ。

まだ、家族と暮らしていれば、誰かが帰宅したり食事の時間になったりして、辞めるきかっけがあるが、一人暮らしだと仕事や学業にも影響が出かねない。最近は娯楽までずいぶんと人に苛酷な挑戦を強いるようになったものだと感じた。

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