『アウトランダー』シーズン1を見終えて:魔女裁判・スコットランドの歴史と地理

シーズン1では、第11話のクレアとゲイリスの魔女裁判が強烈に印象に残った。(ネタバレあり)

二人とも別の時代から来た女性だということなら、なるほど魔女に見えるはずだと妙に納得。ゲイリスはクレアをかばうために種痘の跡を見せ、悪魔の刻印だと言う。21世紀の日本の子どもたちは逆にもう種痘の跡がないから、正真正銘20世紀から来たことの証拠だ。ゲイリスは別れ際に「1968年」と呟く。確かに彼女は18世紀の他の登場人物とは少し違う光を放っていた。

それにしても、ゲイリスが時の旅人だったとしたら、よく二人が同じ時代で出会えたものだ。長い歴史の中で時の旅人同士が出会う確率は非常に低そうだ。早く二人が事情を明かしていれば、タイムトラベルについて話せて二人はきっと少し樂なっただろうに。残念。

残念と言えば、スコットランドの地理も歴史も、全く知らないまま見ているのが残念だ。もう少し予備知識があればよかったのに。そう思い、地球の歩き方でインヴァネスを調べてみた。

インヴァネスが比較的大きな町であることはわかったが、まさかエディンバラから列車で3時間40分もかかるとは。そして、インヴァネスの一番の売りがネス湖と知り、絶句。ネッシーランドやネス湖エキジビジョンセンターのあるドロムナドロケットへの中継地点らしい。

何度もドラマで出てきたフォート・ウィリアムからは『ハリーポッターと秘密の部屋』で出てきた高架橋を渡る蒸気機関車、その名も「ジャコバイト号」に4月から10月の間、乗れるらしい。

web検索してみると「ラリーブロッホ」のロケ地となったMidhope Castleなど『アウトランダー』ロケ地が紹介されていた。Midhope Castleはエディンバラからそう遠くないが、自力で行くとなると厳しい距離のようだ。

この1か月で『アウトランダー』にどっぷりハマってしまうと、次の旅行はスコットランド、しかもハイランドへ行くことになりそうだ。あの美しい自然が是非観たい。

2018年9月の台風のせいで行けなかったエディンバラはインヴァネスと比べるとスコットランドの入り口でしかない。何も知らないまま行かずに済んで、よかったのかもしれない。このドラマのおかげでスコットランドの歴史にも地理にも精通(?)できそうだ。

これでダイアナ・ガバルドンの原作も読めば、筋金入りのアウトランダー・フリークとなれそうだ。

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