Amazonプライムに目がくらみ、年会費3900円を大阪ガスが負担してくれると宣伝している電気「スタイルプランP」へ「Softbankおうちでんき」からの乗り換えを検討してみた。
結論から言うと、うちの場合「Softbankおうちでんき」の方が大阪ガスの電気「スタイルプランP」はおろか、安さ重視Amazonプライムなしの「ベースプランA-G」よりも安いことが判明した。
実は「スタイルプランP」に切換える気満々で大阪ガスのお申込みフリーダイヤルに電話してみた。資料は手元に一式用意してあったので、お客様番号に供給地点番号を伝えたところで、「スタイルプランPになさいますか、ベースプランA-Gになさいますか」と尋ねられた。その二つのプランは何が違うのか尋ねてみると、スタイルプランPには基本料金にAmazonプライムの年会費分が上乗せされているばかりか、電気の単価も少しずつ高いことが判明した。
これはまずいと思い、いったん手続きを中断して検討しなおす旨を伝えた。そして、Softbankの電気代と使用量を確認することにした。幸い、大阪ガス電気のページでは、かなり厳密な電気代シミュレーションができるようになっていた。ここへ電気使用量を入力、計算してみた。我が家は4人家族で年間電力使用量が2793kW/h(月平均233kW/h)。冬はオイルヒーターを使用するため、電気代が1万円を超える月があるが、夏はエアコンをそれほど使用しないため4000円台のままだ。
関西電力 従量電灯A 74,502円
大阪ガス スタイルプランP 73,090円(Amazonプライム年会費3900円を引いたもの)
大阪ガス ベースプランA-G 72,885円
Softbank おうちでんき 72,782円
大阪ガスは関西電力からの乗り換えだと意味があるが、Softbankからの乗り換えだと割高になることがわかる。ベースプランA-Gとの差はたった103円ではあるが、この「電気代おまとめ」のおかげでネットや携帯料金にも100円ずつ割引があることを考えると、Softbankの方がずいぶん得だということだ。
このことが判明してから大阪ガスの宣伝文句を見ると、妙な気持ちになった。実際はこういうからくりになっているのだ。言われるままに契約しなくてよかった。だが、そういう情報を得る機会をくれた大阪ガスの受付窓口は良心的だ。
実は息子のスマホ新規契約を考えていて、このままSoftbankで居続けるより格安SIMのスマホに乗り換えるべきだと考えたのがことの発端。うちは家のwifiとスマホ1台、ガラケー1台に電気代がsoftbankにまとめられているため、スマホを乗り換えるのであれば、他の選択肢をさがしてみるいい機会だと思ったのである。
あーあ、Amazonプライムで映画見放題になると思ったのだが、考えが甘かった。少し前の話題作を見るのに、TSUTAYAへDVDを借りに行ったのも今は昔。駅前にあったTSUTAYAがなくなった。そうでなくても、年に1作、更新時期に借りる程度になっていたので、たいして未練はなかった。だが、春休みになると映画が見たくなる。映画館に足を運ぶのにも限界がある。
NETFLIXのお試しでもしてみるか。