UK旅行で英語力は変わったか:自信をなくしただけ!

2019年2月12日から21日までUK旅行をした。ほとんどロンドンに滞在し、1日だけオクスフォードに日帰りで行ったという滞在型の旅行だ。多少英語を使うことを期待していたのだが、今回は自分がいかに話せないか、頭に英語が浮かばないかということを再認識するだけに終わった。

なぜこんなことになったか、少し言い訳をしてみたい。

まず、今回は初めてのUK旅行だった。つまり、一般的な観光地にまだ一度も行ったことがなかったわけで、私の向かうところは必ず多くの外国人であふれていた。フランス語と中国語が耳に入ってくると「おっ」と耳が反応する。

フランス語だと何と言っているか理解しようと試みてしまう(ほとんどわからないのだが、英語よりはましである)。中国語だったら台湾か中国か、中国なら大陸のどこから来たか聞き分けようとしてしまう。

日本語だったらなぜか多少警戒する。この人たちはいったいどういうグループの人たちだろうとアンテナを張ってしまう。

あとは、スペイン語だったりロシア語だったり全く理解できない言語も聞こえて来る。そうするといったいこれは何語だろうとまた聞き耳を立ててしまうのである。往々にしてアクセント(訛り)の強い英語だったりもするのだが。

結果として英語を聞く時間が非常に短かった(のだと思う)。要するに私の耳は英語にほとんど反応しておらず、フランス語や中国語を捉えるのにやっきになっていたというのが正しい。聞き慣れないものは耳に入ってこないということだ。

少なくともロンドンの観光地を回っている間、英語を聞くのはツアーガイドの話か車内アナウンス。自分に関係のあることは必死で聞けば何割かわかるが、他人のおしゃべりがわかるレベルではない。

車内アナウンスについても一言いいたい。録音されたものはわかりやすい英語だが、そうでないものは地方出身者か移民の運転手が話すことがあり、主に知らない地名だという点を差し引いても、やはり全く理解できなかった。

イギリスという国の英語事情にひたすら驚いたというのが正直なところだ。もっと勉強しておけばなんとかなったとは、とても思えない。

日本にも同じことが起こりつつある。関西の観光地では日本語がほとんど聞こえて来ず、中国語や韓国語ばかりが耳に入る。関西ですらあの状態なのだから、いわんや世界の観光地ロンドンは…だ。

逆に言うと私がめちゃくちゃな英語を話したとしても嫌な顔をせずに受け入れてくれる土壌がすでにあるというわけで、これは私にとっては歓迎すべき状況だったのかもしれない。

どちらにせよ、英語ができないことにおどおどする必要が全くなかった。年齢の問題もあるだろうが、単語を並べればなんとかなると思える度胸だけはついている自分にあきれると同時に感心した。

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