『Duolingo』という語学学習アプリを妹に勧められ、1か月ばかりやってみた。このソフトは日本語ベースだと英語しかできないが、英語ベースで学ぶようにするといろいろな言語が学べる。
妹は英語ベースで日本語とロシア語をやっていた。私は英語ベースで日本語、中国語、フランス語をすることにした。
ものすごく高度な語学力が身に付くというものではないが、「ゲーム感覚で未知の言語に触れられるよ」というのが妹のセールストークであった。いろいろな機能があるようなのだが、まだほとんど使いこなせていない。
スマホで学習すると単語の発音と意味の学習から始まり、最終的に文の並び替え問題になる。パソコンで学習したときは自分でタイピングせよという指示が出て、ちょっと戸惑った。最近フランス語のレベルアップを狙うテストを受けてみたら、スマホでもタイピングせよという問題が出て撃沈した。単語を選ぶのは優しいが、自分でタイプするとなるとaccentがどこに付いていたかなど怪しいのである。
だが、そもそもスマホにもパソコンにもフランス語のキーボードを入れていなかったので、セディーユ(cの下にひげの生えたような文字)すら打てなかった。早速スマホには仏語キーボードを追加。妹はロシア語なんてどうやってクリアしているのだろう。
だが、それを言うなら日本語や中国語の表記はフランス語やロシア語の比ではなくハードルが高いはずだ。
今のところ、中国語の文章が出てきて、それの英語訳を作成すべく単語リストから語をピックアップして並べるものが多い。単語リストにはダミーも絶えず4つほど入っている。ときおり変わった中国語も現れるが、基本的にわからないものはない。
だが、最近はテストが一回でクリアできないことが増えている。原因は英語力の弱さである。並べ替えるだけだが、正しい英文が作れない。当初副詞の位置がちがったり、冠詞を忘れたりすることが多かったが、今は中国語の文も複雑になってきているので、英文の組み立てがうまく行かないものが出てきた。
やはり英語は自分で文を組み立てる経験が圧倒的に足りないと感じる。
英語のボキャブラリーを増やすための例文が詰まった『Duo3.0』は何度も何度も聞いて、ほとんど内容は覚えているが、英作文が即座にできるレベルというわけではない。瞬間英作文トレーニングは必要だと思うのだが、自分で継続するのはなかなか億劫だ。
2019年2月12日(火)ただ今成田空港の第2ターミナルでロンドン行きの飛行機を待っている。あと何時間かでイギリスに行くというのに、頭の中にはさっぱり英語が浮かばない状況。情けない限りである。
イギリスロンドンのロイヤルバレエの次はフランスパリオペラ座バレエ。その次はサンクトペテルブルグのマリインスキーバレエとモスクワのボリショイバレエと私の野望は際限なく続く。ロシア語もいずれはかじるぞ。その前に今回の旅行で少しでも英語が口から出るようになることを祈って…。いや、祈る前に少しは努力しよっか。