2006年《深情密碼 Silence》あの「榕樹(ガジュマル)」は

2006年台湾ドラマ《深情密碼 Silence》に立派なガジュマル(榕樹)の大木が出て来る。12歳の戚偉易と趙深深がイヤホンを一つずつ耳に入れて『Try To Remember』を聞く場面だ。

高雄市左營區にある蓮池潭風景区。龍の口から入って虎の口から出て来ると開運効果が期待できると言われる「龍虎塔」へ行こうと捷運「生態園區」駅から歩いていると、大きなガジュマルがあり、下には美しい芝生が広がっていた。

もしやここで撮影したのかなという程度で本当のロケ地がどこなのか定かではない。インターネットで調べても《痞子英雄》ほどロケ地について詳しくは書かれていないし、どれも確信が持てない。Google Map のストリートビューで件のガジュマルを探してみたが、2011年の画像にはそれらしいものが映っていなかった。

でも、かまわない。日本にはなかなかないガジュマルの大樹が見られただけで。本当にこういう風景が高雄にあるのだとわかったから。

「ガジュマル」はカタカナで書かれるから英語名かと思ったら、沖縄のことばらしい。垂れ下がった多くの気根や幹の様子から「からまる」が訛ったものという説もあるらしい。英名はChinese Banyan。

南国の象徴としてよくドラマに現れる。2016年台湾版新『イタズラなKiss』《惡作劇之吻》に神木として登場したのもガジュマルだったと記憶している。

高雄で「あっ」と《深情密碼 Silence》の場面が浮かんだのは漢來大飯店Grand Hi Lai Hotelの2階ロビーに通じる車寄せだ。ここを車が走り降りていく場面を見た気がする。

漢來大飯店のロビーがある2階から漢神百貨の1階に降りられる白い螺旋階段の凝った装飾の手すりにも見覚えが。

戚偉易(周渝民Vic zhou)のうちのパーティーに趙深深(朴恩惠パク・ウネ)が呼ばれて恥をかき、逃げ出すときの場面に使われたのではないか。

私の妄想かもしれないが、ま、台湾に行って「おっ」「あっ」とか言っているのが楽しいのだから、いいことにする。ドラマを見直してみると思いちがいであることが多々あるので、くれぐれも皆さんには信じすぎないようにお願いしたい。

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