Duolingo:正確さの追求とモチベーション

最近またDuolingoが辛くなってきた。アメジストリーグまで来ると、毎日100XP以上獲得しても上位10名に入れない。先日インドネシア語でとても悲しい出来事があった。

各言語、何レッスンかごとに「Harder lesson, double XP」というレッスンが現れる。普段は 10XP + ボーナス 5XP なのだが、そのレッスンでは 20XP ゲットできる。ただし、ボーナスポイントはなしだ。このレッスンはその名のとおり、少し難しい。実際何が一番難しいのかというと、普通のレッスンでは単語を選べば済むところを、タイピングしなければならない問題がいくつか混じっているという点である。

ある日、インドネシア語でこの Harder lesson, double XP が巡ってきた。そして、この1レッスンで6回も間違いを犯し、5つあったハートマークをすべて失ってしまっても、まだ間違うという失態を演じてしまった。もう二度とDuolingoでインドネシア語はやらないぞと誓いそうになるほど、気分が落ち込んでしまった。

さて、この敗因は何かというと、綴りを正確に覚えていないので入力ミスが続出してしまうのだ。

英語やフランス語では入力ミスが出にくい。それは、英語や仏語キーボードが途中まで入力された綴りから可能性の高い単語を類推し、候補を挙げてくれるからだ。日本語入力でもおなじみの機能である。

Duolingoに出て来る語彙など、超がつくほど使用頻度の高い語ばかりなので、必ず候補が現れる。スペルやアクサン(仏語)の間違いなどはたいていこの機能でクリアできてしまうのだ。

じゃあ、中国語や韓国語はどうなのかというと、一切入力が必要な問題は出てこない。入力が必要なのは英語訳の文のみである。結局これも英語キーボードの機能に頼ることで解決できるのである。

しかし、今回のことで痛感したのは正確に筆記することの難しさである。韓国語のハングル文字も読むほうはけっこうできるようになったと思うが、自分で書くとなると、 개(犬)と게(蟹) のちがいも書き分けられない。そもそも韓国語はどうやってキーボード入力するのかもわからない。それを放っておいてもよいはずはなく、インドネシア語はその部分に踏み込んでいるわけだから、よい練習になっていると考えるべきである。

語を選択するだけなら、気持ちよくDuolingoできるのに、スペルを打ちなさいと言われると途端にブルーになってモチベーションが下がるなんて。今まで初級の学生たちに不必要に高度なことを要求して、やる気をそいでいたのではないかと後悔した。話は楽しくできるが、特殊拍の表記になるとからっきし…という学生の顔が浮かんだ。継続のためには、やはり学習は楽しくないといけないと思った。

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