Duolingo Ruby League まで行って知ったこと

学習のモチベーションを保つコツは「詰め込みすぎないこと」だそうである。Duolingoでソフトウェアエンジニア兼リサーチサイエンティストとして活躍する萩原正人氏のことば(Lifehacker 2016)である。教師としての自分のふるまいを反省しつつ、Duolingoについてまた今日も語ってしまう。

相変わらず Duolingo で仏韓インドネシア語のレッスンを1つクリアするのを毎日の日課としている。2019年8月現在5つのLeagueのうち最高の Ruby League に到達している。

このRuby League に来てから、ある疑問が脳裏に浮かんで離れない。毎週50人のメンバーが私の所属する Ruby League にいるのだが、どうも毎週メンバーが大きく入れ替わっているのである。いったいこの50人はどういうメンバーなのだろう。

特に目につくのはカタカナや漢字で名前の表示をしている人で、明らかに日本名をつけている人が何人かいる。この人たちがある週には2人いたのに、次の週には一人もいなくなったりするのである。

このリーグ制にメンバーチェンジシステムがないのかというとそういうわけではない。50名中下位5名に入ると DEMOTION ZONE に入り、降格される。Ruby League は最高リーグなのでこれ以上昇格することはないが、一つ下の Sapphire League から毎週10人ずつ上がって来る。だが、5人しか降格しないのでは、いったいどうやって50人にしておくことが可能になるのだろう。

どうもランダムに50人のグループを作られていて、いくつか Ruby League が存在しているのではないかと思う。

しかし、上のリーグへの昇格がなくなっても人々はなんとよくがんばっていることか。今まで降格におびえることはついぞなかったが、Ruby League に来てからは気を抜くとすぐ降格ゾーンに落ち込んでしまう。毎日45XPでは降格必至で、コンスタントに60~70XP獲得しておく必要がある。

最近のお気に入りは新しくできたフランス語の単語クイズだ。フランス語には次から次へと新しいタイプの出題が加わるが、アジアの言語には話させたりスペルを書かせる設問すらないのが残念だ。

Duolingo そろそろ卒業が視野に入ってきている。だが、毎日少しずつ触れる韓国語やインドネシア語は頭の活性化のためになかなかよいように思う。

英語をもっと伸ばすことに集中すべきだとは思うのだが、中級から上級レベルに引き上げるためには毎日10分の学習では効果がない。少なくとも2時間程度のまとまった時間をとる必要がある。しかし、入門から初級レベルなら毎日10分でもけっこうな達成感が感じられ、楽しい。語学学習の楽しみはやはり初級にあるとしみじみ感じる今日この頃である。

韓国語もインドネシア語も文法についてほとんど知識がないながらも類推で問題を解いていく楽しさがある。

例えば、インドネシア語で「私の本」という意味の Buku aku が Bukuku というように、代名詞が省略されて名詞の後ろにくっついて所有格になることも、Duolingoで学んだ。

ぼんやりと理解しているだけだったのを、今日検索してみて詳しくインドネシア語の人称代名詞について説明しているサイトを見つけた。

こうやって少し外国語をかじると実際に使ってみたくなる。30年ぶりにインドネシアに行ってみることも視野に入れつつ。

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