春休みで時間があるので、Netflixの1か月お試しを始めることに。どんな映画やドラマが見られるのか、ひとしきり物色。『誰先愛上他的(先に愛した人)』が上がっていてびっくり。
コリン・ファース主演のドラマ『高慢と偏見』や『プラダを着た悪魔』とか見れるとうれしいなあと思っていたものはなかったが、それでも、しばらくは楽しませていただけそう。
で、見始めたのが、ドラマ『アウトランダー』。主役の二人も美男美女、スコットランドの景色も美しいとどこかで読んだので。タイムスリップ物もなかなかおもしろそう。
評判通りの映像の美しさに4話まで一気に見た。
ここまでで特に気になったのはスコットランドのゲール語。Yesの代わりにAyeと言っている。このAye が「アイアイサーAye, aye, sir!」の語源だと知った。
Aye
【間投詞】 しかり,はい; 賛成! 《票決の時の返答》.
Ay(e), ay(e), sir! 【航海, 海語】 はい承知しました 《号令に対する部下の応答》.
(Weblioによる)
少しググると、16世紀のことばだとか、田舎のおじいさんが言っていたという記述が出てきた。スコットランドでは今でも使われているとも。あとはニュージーランドで文の最後につけて付加疑問文にするという機能があるらしい。
18世紀スコットランド北部ハイランドが主な舞台となっているため、ゲール語が話されている場面がかなりあるのだが、日本語字幕が出ない。英語字幕だと出るのだろうかと英語にしてみたが出ず。20世紀のイングランド人女性である主人公クレアの視点から描かれているということだろう。
英語に通訳してくれることがしばしばあるのだが、この時代ゲール語を話す人は誰でも英語に通訳できたのだろうかと疑問に思ったり…。猪狩りの際に人が亡くなる場面で、英語で話しているけど、瀕死の重傷を負っても英語が出て来るくらいどちらもできるのかと思ったり…。いつものようにどうでもいいことが頭をよぎる。
死にそうなときに、関西にいるのに標準語で誰かが優しいことばをかけてくれたとして、私は標準語で話すかというときっと話さないように思う。しかも、内容は故郷の様子について尋ねられているわけだし。
ま、ドラマにそのあたりのリアリティーを求めても仕方がない。視聴者に理解してもらうことの方が重要なのだから。
みんなが冗談を言い合って大笑いしている中、ゲール語がわからず、疎外感を感じるクレア。台湾語が全くわからない私のようだと思いながら見た。