2018年12月31日の日月潭と集集線の込み方から考える台湾の休日

2018年12月31日は4連休の3日目。日月潭は曇り空の下、サイクリングを楽しんだり、茶葉蛋を食べたりした。雨が降らず幸いだった。

湖の周りのあちこちにいくつも日月潭の碑がある。私たちもその前で記念撮影…

台中在住の友人によると、大陸からの観光客が押し寄せ、碑の前に行列ができ、写真を撮る順番をめぐって喧嘩まで起こるようになったという。そんなつまらないもめごとを回避するために、あちこちに碑を立てることにしたのだそうだ。

この年末年始の連休は大陸からの観光客が少なく、台湾人が多かった。午前中はそれほどでもなかったのが、午後にはどんどん人が増え、湖の周りの道路は大渋滞に。連休はいつもこういう状態らしい。

集集線の終着駅である車埕駅に友人が車で連れて行ってくれた。かなり離れたダムの駐車場も満車で停める余地なしだった。駅の近くを車で通ってみてまたびっくり。ものすごい数の人がひしめき合っていた。木材がふんだんに使われた駅舎は台湾で最も美しい駅と言われている。日本統治時代に山から伐り出した木材をこの地に集め、車埕駅から列車に乗せて町まで運んだのだという。

日月潭から台南へ向かう際に乗ることにした集集線。私たちは15:45水里発の列車に乗った。車埕駅とは打って変わって水里駅はほとんど人がおらず、拍子抜け。ただ、来た列車は寿司詰め状態。大きな荷物を持って乗れるのか心配したが、なんとか乗車した。

それも次の集集駅で多くの人が降り、集集駅より向こうは4人とも座れた。結局、車埕から集集の2駅の区間にだけ観光客が集中していたわけだ。

車窓から見えるのは赤い屋根の家や細い幹の檳榔樹などで南国情緒あふれるものだった。今回の旅で檳榔を噛んでいる人は一度も見かけなかったが、檳榔が吐かれた跡は台南の道路のあちこちに見られた。いまだに檳榔は需要があるということか。

台南には12月31日から1月2日まで二泊した。台南榮美金鬱金香酒店(ゴールデンチューリップホテル)は朝食付き。1月1日朝食は9時ごろと時間が遅かったせいもあるが、ものすごくたくさんの人がいた。それに比べて2日の朝食は人が少なく、品数もずいぶんこじんまり。8:00で時間が早いからかとも思ったが、どうもそういう理由ではなく、2日は平日だったからのようだ。

台湾の人々の働き方はどうも暦に忠実すぎやしないか。平日になると観光地には外国人しかいなくなる。ショッピングセンターにも映画館にも人がいないのは11月にも書いたとおり。不思議でならないところだ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です