『英検1級 文で覚える単熟語』旺文社

「さあ、英検1級の勉強を始めるぞ」と思い、王道の『出る順パス単』を開いてみた。単語が並んでいるのを眺めているだけでは、一つも頭に入ってこない。赤いシートで日本語訳を隠してみた。黒い字でけっこうヒントになることが書いてある! これではズルばかりしてしまいそうだ。

なぜかわからないが、わたしは『文単(文で覚える単熟語)』の方が好みである。長文の中に知らない語が入っているのを覚える方がいい。しかも、英検の文章はTOEICとちがって、内容が具体的でおもしろい。試験としては当たり外れがあり、公平性に欠けると思うが、練習する分には何度聞いても飽きが来にくい。

今日のところは、『文単』を音読しただけ。しかし、これでは単語が覚えられるとは思いにくい。赤いシートで英文穴埋めにしてみよう。これもけっこう難しい。

『文単』の使い方を少しググってみると、なんと全文暗記するべしと書いている人(パザパコンティニュエ)がいた。前後のシャドウイングといい、なんと難易度の高い要求だ。とても今の私にはできそうにない、それが準1級だとしても。

そんなことを言っていてはとても英検1級には合格できない。髪ふり乱して必死で覚えないと、ちんたらしていたら何十年もかかってしまいそうだ。

単語アプリも試してみたい。『究極英単語』というアプリをダウンロードしてみた。英検1級は課金(300円/月)しないとできないので、とりあえず、「TOEFL600点突破英単語」でやってみた。知らない単語がたくさんあった。それが英検と重なるかは少々疑問ではあるが、通勤時間などの短い時間に単語を覚えるにはアプリが便利かなと思う。300円払ってでも英検1級の単語がやりたい、と思ってしまう。

アプリの試験はすべて4択で、それでは力がつかないという意見もあるが、4択問題ですら正解できないのであれば、初めの第1歩はアプリでもよいはずだ。

昔ながらの方法、単語カードを自分で作るのが一番なのはよくわかっているのだが、書くという時間が捻出できそうにない。何よりも本気モードのスイッチが入り切っていないのが、大きな問題である。

しかし、現在は20年前にはとても考えられなかったような多様な方法での語学学習が可能になっている。是非ともこの機会にいろいろ試してみないと。

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