仲良しのママ友と久しぶりにゆっくりおしゃべりした。彼女とは子どもが二人とも同じ学年で同じ性別、ついでに言えば結婚記念日も同じである。上の子が赤ちゃんのときに知り合った。
彼女にはさらに小さい3人目ちゃんがいるので、なかなか仕事が始められずにいたのだが、今年になって仕事を始めたため、それまでのようにはおしゃべりできなくなっていたのである。
彼女にはいずれ英語を使って仕事したいという野望があり、「2019年6月に英検1級を受けよう」という話になった。
実は、2015年2月に私が準1級を受けたとき、直前の11月の試験で合格していた彼女から問題集一式を譲り受け、学習方法についても指南を受け、見事…いやいや、ぎりぎりのすれすれで合格したのであった。
一次の筆記試験もあまり余裕のない通過の仕方だったが、二次の面接試験は我ながら、笑ってしまうようなしどろもどろのひどい出来で、よく通していただけたなぁと思った。
あれからもうすでに3年半が過ぎている。
実はもう一人、私の妹も目下英検1級を目指している。私の次の回2016年6月に受験し、かなりの余裕を持って準1級をクリアした妹は、塾で英語を教えるため、日夜すさまじい勢いで1級語彙を覚えて続けている。会うたびに単語カードを繰ってはぶつぶつ言っている。半分呆れながら、尊敬もしてしまう。私もかのママ友も準1級を受けてから1級語彙の難しさに恐れをなし、英語学習から遠ざかってしまったからである。
ママ友でこんな話をできる人はなかなか少なく、非常に貴重なので、是非ともこのお誘いにノリたいのだが、さて、困ったのは1級語彙をどう攻略するかである。普段から日本語を学ぶ留学生には口をすっぱくして語彙力が重要だといっているくせに、いざ自分は…というと、このていたらくである。
英語は学生時代からずっと苦手科目で、いまだにうんうん考えないと口からすらすらとは出てこない。でも、TOEICと英検の勉強をする前は何を聞いても読んでもさっぱりわからなかったのが、ずいぶんとわかるようになったので、成長を実感できてうれしかった。
2月にはロンドン行きも決定していることだし、今やらないでいつやるのかというベストタイミングである。いよいよ腹をくくるしかない。