サインフェルド・メソッド:鎖を切りたくないという衝動と習慣化

ジェリー・サインフェルドというコメディアンが毎日一つお笑いネタを書こうと決め、ジョークを書いた日はカレンダーに「✕」をつけていくことにした。その✕がある程度つながってくると、その鎖を途切れさせたくないと思うようになる。視覚に訴えることによって、習慣化につなげるというよい手法だ。(lifehacking.jp

堀正岳(2017)『ライフハック大全―人生と仕事を変える小さな習慣250』を本屋で見かけたのは確か2018年3月。図書館で予約し、半年以上待ってやっと手元にやってきた。この本には仕事効率化や自己啓発のヒントがぎっしり詰まっている。

このブログ、2018年2月に始め、10月に入るまではとぎれとぎれで情けないものだった。春休み、夏休みの間だけでも毎日書こうと心に強く誓ったはずが、休み中は学生に会わないので気づきが少なく、授業が始まると忙しくてブログが書けないという悪循環に陥ってしまっていた。

だが、この「サインフェルド・メソッド」を知ったおかげで、今日で2週間毎日鎖を途切れさせることなくブログを更新できている。それまでだって、投稿した日にはカレンダーにアンダーラインが入ることを知っていた。だが、何が変わったのだろう。

書かないための言い訳を辞めて、暇さえあればネタを探すようになった。ことばの記事が書けなくてもよいことにした。記事の品質にこだわりすぎると、毎日続けるのが苦しくなる。一日休むと書くのが億劫になる。何日も放置してしまうと書き方を忘れてしまう。

放置していると何もいいことがないので、記事の品質や話題にばらつきがあってもとにかく何か記事をアップすることにした。

ある日、朝いちばんに記事をアップした。その日は一日なんともすがすがしい気分だった。

今日はあと10分しか残っていない。こんな日は記事をアップしてもその爽快感に浸れる時間が全くない。明日からはもっと早くブログにとりかかろう。そうすれば、とっても幸せな一日が過ごせるということが今ではわかっている。

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