『ハリー・ポッター』の思い出にひたる英国フェア

阪急百貨店の英国フェアに行ってきた。今年の目玉は映画『ハリーポッター』シリーズのデザインを担当したというHouse of MINALIMA

ブラック家の家系図

映画ではじっくり見られなかったので、まじまじと眺める。写真を撮る人がひっきりなしに来ていて、そうもゆっくり見られなかった。つるつるな紙にプリントされているのが残念。本物のタペストリーのが見たいよ~。

ドラコとベアトリックス

ドラコ・マルフォイdraco malfoyとベラトリックス・レストレンジBellatrix Lestrangeは役者の顔と似せて描かれているが、ナルシッサはまだ登場していなかった模様。

ベラトリックス役のヘレナ・ボナム・カーターHelena Bonham Carterが素敵だ。ここまで残忍でぶっ飛んだ役なのに、彼女が出てくるとわくわくする。

いろいろな映画でこの女優を観てきたが、ハリーポッターの直前に観て印象に残っていたのは、映画『チャーリーとチョコレート工場』でチャーリーの母役をしていたもの。やさしい母親役だっただけに、そのギャップにくらくらした。

MINALIMAの仕事で最も私がわくわくしたものは映画『ハリーポッターとアズカバンの囚人』に出てきた「忍びの地図 The Marauder’s Map」だ。ホグワーツのどこにだれがいるか、名前付きの足跡が示すというものである。呪文を唱えれば、それが現れたり消えたりする。

あの古びた感じの地図に伝統的な美しい書体が現れたり消えたり。そうでなくても、古地図マニアだった私はこの地図が欲しくてたまらなかった。

残念ながら、今回の英国フェアのMINALIMAのコーナーには、忍びの地図そのものはなく、封筒付きのメッセージカード(627円)にそれらしいものがあっただけだった。別に地図や足跡が現れたり消えたりしなくていいから、あの折りたたまれた「忍びの地図」を売ってほしい。

シリーズ第1作『ハリーポッターと賢者の石』で、ダーズリー家をふくろうの大群が取り囲み、ホグワーツへの入学許可を知らせる手紙を山と届けるのを覚えているだろうか。あの手紙も買えるらしい。実際は買ってどうするのかと思いとどまるだろうと思うが、そういう店があると思うだけでうれしくなる。

MINALIMA posters

英国フェアの会場にはいつもながら、センスのいい着物やワンピースを着たかなり年配の女性がいる。この大阪のいったいどこにこんな人たちが棲息しているのだろうと感心する。

しかし、今回はそれだけではなかった。ホグワーツのマントを羽織り、白いフクロウ、ヘドウィグのぬいぐるみを携えたおじさんと、シルクハットに黒のタキシードを来た男性が!

いったい何者?と思っていたのだが、今考えるとどうも彼らは英国フェアの仕掛け人だったのではないだろうか。楽しい企画を本当にありがとうと言いたい。

トランペット楽隊

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