ベトナム語と中国語 《花甲男孩轉大人》

《花甲男孩轉大人》に「阿春(アーチュン)」と呼ばれるベトナムから来た女性が出てくる。ドラマの中で阿春は鄭一家の最長老「阿嬤(アマー:おばあちゃん)」のお世話を18歳で台湾に来てからずっとしてきた。

彼女の話す中国語はとても上手だ。ほとんど違和感なく聞ける。台湾語も理解しているかのようにみえる。

役の上ではベトナム籍だが、実は台湾人なのだろうかと思い、ウィキペディアを見てみると、本当にベトナムから来た人だった。サーカス団の興行で台湾に来て、台湾で結婚したらしい。

今まで観た台湾ドラマで介護や家政婦をしていた人はフィリピンかインドネシアの人が多かったと思うが、最近はベトナムからも来ているのだと知った。

ドラマ《波麗士大人》(2008)の中に出てきた家政婦はフィリピンの人らしく、英語を話していた。《植劇場-戀愛沙塵暴》(2016)でもインドネシアかどっかの人が片言の中国語でおばあさんの世話をしていたような。でも、この阿春は彼らとは比べ物にならないくらい中国語が流暢だ。

それで、思い当たったことがある。最近ベトナム語の「ありがとう」を「カムオン」と発音し、「感恩」という漢字の音読みだと聞いた。少し調べてみるとベトナム語の7割は漢字語らしい。文法がどの程度異なるのかわからないが、日本人が中国語を学ぶより、ベトナム人の方が簡単に身に付けられるのではないだろうか。

グエンという苗字が国民の4割を占めるとか、大きな数字は英語のように千単位で区切って行くとか…。

ハノイの人とホーチミンの人の気質の差なども、よく話題になる。最近はベトナム人留学生も増えつつある。少しベトナム語をかじってみるのも悪くないかも。

だれか漢字を添えてベトナム語を教えてくれる人はいないかな。

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