4月の終わりごろから、かれこれもう2か月。
娘が不調である。
頭が痛い。おなかが痛い。学校を休む。習い事を休む。
最初のうちは本当に体の具合が悪くて休んでいたのだが、だんだん休んだことが原因で行きづらくなっていったのだろう。休むと決まるまではつらそうな顔をしているのだが、休むと決まると数時間もしないうちに元気な顔になることが出てきた。
体調が悪いと言っては昼間から横になっていると生活のリズムもどんどん乱れてきた。夜すっと眠れない。朝起きられないことが増え、また休む口実に「しんどい」と言い出す。
ああ、こんなふうに、こんなささいなきっかけで、子どもは不登校になってしまうのだ。あんなに活発だった娘がどんどん気力を失っていくのを目の当たりにした。幸い、まだ完全な不登校にまでは至っていない。塾を辞めたいと言い出した程度だ。
もともとコツコツ地道な練習を積むことが苦手だった娘。好きなことにはその場その場で思いきり打ち込み、器用にこなしてきたが、ここへ来て努力できないことが自信を失うことにつながり始めた。
あれもこれもと習い事に手を出し過ぎて、自滅して行く。自分でなんでも決断するタイプだったので、思うままにやらせてきたが、今回は本人相当まいっている。
やるべきことをきちんとこなし、休まず、遅刻せず、行く。そうすることで自信がつく。自分の敵は、そうできない自分だ。
だが、こんなになるまで、きちんと娘と向き合えていなかった自分を責めた。娘にひどいことばを浴びせてしまっていたかもしれない。娘に寄り添うよう、私自身も気持ちを改めようと思う。
黙って見守る以外にサポートできることは、それほど多くない。
今日は娘といっしょに生活改善リストを作ってみた。「朝7時までに起きる」に始まり、「パジャマをたたむ」「歯磨きをする」「8時までに学校に行く」といった、やる気になりさえすれば簡単にできるレベルのリストを作り、毎日できたらシールを貼れるようにする。
少しはやる気になったようだ。全部できなくてもいい。少しずつできることを増やして行こうと約束した。